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ストーリー | 天板太郎 - TENBAN TARO

天板太郎

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ストーリー

創業60年。

日本で初めて南洋材の流通を開拓し、長きに渡ってその普及に貢献してきた材木屋“笹田木材”。その笹田木材と30年に渡って、共に空間設計・施工を手がけてきた“東西新風堂”。無垢材をこよなく愛する二社が、その魅力をさらに広めるべく、天板に特化したブランド「天板太郎」を起ち上げた。材を見極める確かな目と、個性を活かす意匠設計、そしてそれらを精緻に組み上げる加工技術で、無垢材の魅力を存分に味わえる自信作を次々と生み出していく。

笹田木材代表の笹田義広は、1980年代後半、当時の日本ではまだ馴染みの薄かった東南アジアやアフリカの材、通称「南洋材」と出会い、その輸入を決意。単身現地に赴き、流通網を開拓する。そして、日本には数えるほどしか存在しない大型製材機を導入。輸入から加工、販売までを一貫して自社で手がけることで、良質な材の提供を可能にした。笹田木材には全国の工務店や家具メーカーから注文が集まり、手がける商品は長らく事業者に向けて卸されてきた。

一方の東西新風堂は、店舗の改装から住宅・マンションのリノベーションまで手がけるトータルデザインインテリアショップ。時が経つにつれ、味わい深くなるものを嗜好する人々に、無垢材や自然素材をふんだんに使用した良質な空間を提案する。間と質感を重視し、家具はすべてオーダーメイドで製作。無垢天板の魅力を最大限に引き出す意匠設計が可能だ。

https://www.shinpudo.com

無垢材への並々ならぬこだわりを持つ笹田木材と東西新風堂。両社は、様々な無垢材が多様な手段で流通する現代において、“確かな品質”をより多くの消費者に“直接”届ける術を模索していた。そして辿り着いた答えが「天板太郎」だった。二社が手を結ぶことにより、良質な無垢天板の提供はもちろん、無垢材の魅力を活かした空間作りも可能に。「天板太郎」は、多様な生活様式や運営スタイルに合わせた唯一無二のラインアップで、無垢材のある豊かな時間を世界中に広めていく。

天板太郎を生み出す2つの工房

1つめは、笹田木材に併設された「保管・加工」のための工房。広大な敷地には、世界各地から運び込まれた製材前の材が敷き詰められ、乾燥の役割を兼ねながら大切に保管されている。さらに、日本では希少な超大型の製材機とプレーナー(平削盤)を所有。巨木をそのまま挽き分け、表面を磨き上げることができる。

複雑な細工や、精度が求められる仕上げは、大阪にあるもう一つの工房で行われる。オーダーメイドの家具を多く手がけるこの工房では、細部までこだわり抜かれた天板太郎の意匠を、余すことなく具現化できる。唯一無二の天板は、それぞれの工房において、技を極めた職人達の卓越した手作業によって生み出されていくのだ。